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皮革の種類と特徴皮革の種類と特徴

原料皮にはどんな種類があるか。
原皮の生産量はイタリアが1位で、わが国では牛原皮のほとんどをイタリアから輸入し、自国でまかなえる分は10数%です。種類は次のとおり。

なめし(Tanning)の種類なめしの種類

タンニンなめし(Vegetable tannage)

木の皮や果実などから抽出したタンニン(一般に渋などともいいます)という物質によってなめす方法をいいます。
タンニンを含んでいる植物は多数ありますが、わが国で使用されているのは主に、南アフリカに産するミモザの樹皮から抽出したワットルエキス、南米のケプラチョから抽出されたケプラチョエキス、欧州のチェストナットの木質部から抽出されたチェストナットエキス等で、これらは高純度に精製されており、これらを溶かした液を用いてなめしを行います。
なめし上がった革は、表裏断面ともにタンニンの茶褐色を呈し、ふくらんでしっかりした状態になります。

クロームなめし(Chrome tannage)

クロームなめしは金属なめしの一つで、塩基性硫酸クローム液を用います。
この化合物がコラーゲンの酸根と結合することによって皮はなめされます。
このクロームなめしは、今から100年ほど前に発明されたなめし方法で、革が柔らかく仕上がる特徴があり、一浴法と二浴法がありますが、簡易な一浴法が広く使用されています。

コンビネーションなめし(複合なめし)(Combination tannage)

2種またはそれ以上の鞣剤の併用による鞣しのことを、コンビネーション鞣しまたは複合鞣しともいいます。
たとえばクロム鞣し(前鞣し)後、植物タンニン剤等で再鞣しをすることにより単独鞣しでは得られない、多様な鞣し効果を得る利点があります。
多様な革製品を求める市場の要求に対応するため、この種の鞣し処方の重要性が増してきています。

皮の種類皮の種類

牛皮(Cattle hide)

▼カーフスキン(Calf Skin)
生後6ヶ月くらいの仔牛の皮。
薄手で繊維組織が緻密でキメ細かく、美しさ抜群。
重さ9.5~15ポンドのものをヘビーカーフ、9.5ポンド以下のものをライトカーフと呼び、大きさはライトカーフは90デシ(1デシは10cm平方角)ヘビーカーフは130デシくらいです。

▼キップスキン(Kip Skin)
生後6ヶ月から2年くらいの中牛皮。
厚みも加わり、カーフに次いでキメ細かく、豊かな美しさをしています。
大きさは、150~200デシくらいです。

▼カウハイド(Cow hide)
生後約2年の牝の成牛皮で、キメはなめらかで丈夫です。

▼ステアハイド(Steer hide)
生後3~6ヶ月の間に去勢した牡で、2年以上の成牛皮をいい、厚手で耐久性に優れています。

▼ブルハイド(Bull hide)
生後3年以上の牡の成牛皮です。
繊維組織は粗く、丈夫で厚く、主に靴底、工業用革に使われます。

馬皮(Horse hide)

皮の組織は牛皮と似ていますが、柔軟性があり、皮の表面はスムーズです。 なお、尻の部分は繊維が緻密で光沢の美しいコードバンになります。

ピッグスキン(Pig Skin)

皮の組織は牛皮と似ていますが、柔軟性があり、皮の表面はスムーズです。 なお、尻の部分は繊維が緻密で光沢の美しいコードバンになります。

ゴートスキン(Goat Skin)

山羊皮。毛穴がきれいで、繊維の充実度が高く、革に仕上げると"風合いのよさ"があり丈夫です。仔山羊の皮はキッドスキン(Kid Skin)といいます。

シープスキン(Sheep Skin)

羊皮。これは毛穴が小さく、キメ細かで、薄く柔らかい、ソフトな感じが好まれています。なお、仔羊皮はラムスキン(Lamb Skin)といいます。 仕上げた革は衣料革、高級手袋などに用いられます。

鹿革(Deer leather)

繊維は細いがからみ合いが粗く、非常に柔らかい革です。

カンガルーレザー(Kangaroo leather)

産地はオーストラリア。皮は丈夫で強く、しなやかです。高級素材として珍重されています。

爬虫類(Reptile Leather)

▼ワニ(Crocodilians)
種類はクロコダイル、アリゲーター、カイマンなどです。
独特な美しい鱗(うろこ)模様をしています。

▼トカゲ(Lizard)
リング、アグラ、ベンガル、オーバルなどの種類があり、ワニに次いで珍重されています。

▼ヘビ(Snake,Serpent)
斑紋や鱗模様の美しさが注目されており、ニシキヘビが主流で、そのほかに海ヘビ、水ヘビなどです。

▼カメ(Turtle and tortoise)
原皮の生産地は中南米のメキシコです。
ワニ革に似た鱗模様が重視されています。皮質は丈夫です。
▼オーストリッチ(Ostrich)
駝鳥の皮で、鳥類の中で最も貴重視されています。 突起した羽軸模様に特色があり、強くて丈夫です。

▼▼ 鞣し、染色加工、仕上げによる「革らしい革」の種類は次のとおりです。  ▼▼

ぎん付き革(Full grain leather)

キメの美しい皮本来の味を失わないようクローム鞣しを行い、染色仕上げをして深みのある肌合いを出した革。

ガラス張り革(Pasted leather(Corrected grain))

成牛皮をクローム鞣しして、次にガラス板などによって乾燥処理し、平滑なぎん面をバフ、樹脂系塗料染めをした革。

スエード(Suede)

革の裏面を細かなをサンドペーパーでバフし、ビロードのように起毛したもの。 仔牛、山羊、羊などを使用。

ヌバック(Nubuck)

牛革(半裁革)のぎん面を軽くバフし、起毛して仕上げたもの。

ベロア(Velour)

成牛革の裏側を起毛したもの。スエ-ドに対して粗く毛足が長い。

エルク(Elk)

揉み上げた肌に優雅なシボをつけたもの。

型押し革(Embossed leather)

革の表面に新しく変化をもたせた革。加熱した型板で、高圧プレスして仕上げ、型はいろいろあります。

エナメル革(Enamelled(Patent)leather)

革の表面に手応えのある艶をもたせるため合成樹脂の塗膜を作り光沢を出したもの。耐薬品性が強い。

シュリンクレザー(Shrink leather)

鞣し工程中に薬品を使って表面を縮ませた革。揉んだ革よりシボ立ちが強調されます。

セーム革(Chamois leather)

鹿の皮を油鞣しをして仕上げた革。柔らかで手ざわりよく、洗濯できる淡黄色の革です。

コードバン(Cordovan)

馬の皮のなかでも、強靭な繊維構造をもっている臀部をタンニン鞣しして、染色、光沢を出したもの。

アメ豚(Glazed pigskin)

ピッグスキンをタンニン鞣しして、アニリン染料で染色、ぎん面を摩擦して飴色に仕上げたもの。

革メッシュ(Mesh leather)

タンニン鞣しのゴートスキン、ピッグスキンを紐状にし、それを編み上げて、シート状にした革の織物。

底革(Sole leather)

成牛皮をタンニン鞣しした厚味のあるまま硬く仕上げた革です。

ぬめ革(Case leather)

タンニン鞣しの、底革より柔らかく仕上げられた、かばん、ケース類、手工芸用などに向く薄茶色の革。

床革(Split leather)

皮を銀面(皮の表面側)のついた層と、その下層部分に水平に分割したときの下層部分。

※日本革類卸売事業協同組合では加工前のものを「皮」、 加工後のものを「革」と表記しております。

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